投資をテコに、人生ハードモードからの脱却!

貧乏な生まれの会社員でも投資で逆転したいと思っています

【iFOREX】強制ロスカットはいつくるか、正しい用語で解説

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投資をするにあたって、
少ない投資資金でも逆転を目指したい
いろいろな資産に投資したい
でも追加証拠金はイヤだ

などいろいろな思いがあってiFOREXにたどり着くことがあるのではないでしょうか。

 

iFOREXは手軽にレバレッジ取引ができ、さまざまなキャンペーンもやっているので、
まずやってみようというハードルが低めなのではないかと思います。

 

一方で、私がそうだったのですが、
ハイレバレッジをやろうとする場合には強制ロスカットがどのようなタイミングで来るか
念のため確認したくなります。

しかし意外とちまたに出ている解説では、
書かれている用語とiFOREXで実際に使われている用語が
あっていなかったりして混乱しました。

 

そこでここではiFOREXの画面をもとに強制ロスカットがいつ来るか確認したいと思います。

 

 

 

強制ロスカットは「約定金カバー率」をみればOK

iFOREXでは、「約定金カバー率」が0%になったタイミングですべてのポジションが決済されます(強制ロスカット)。

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「約定金額カバー率」=「合計有効保有額」÷「約定金額」
「合計有効保有額」「有効保有額」+「トレーディングチケット」
「有効保有額」=「証拠金残高」+「差損益」
※約定金額は 現在のレート × 正味ポジション数 × 円レート

で計算できます。

もし100万円入金して、初めての取引であれば、最初の有効保有額は100万円のままです。

そこでたとえばドル円が100円のときにロングポジションを
10万通貨(円換算で1,000万円分)購入したとします。

この時点で

  • 合計有効保有額:100万円
  • 約定金額:1,000万円

となり、約定金額カバー率は10%です。

3万円の含み益となれば、
合計有効保有額は103万円です。

ドル円相場が90円になると

  • 合計有効保有額:0万円(100万円の含み損
  • 約定金額:900万円(ドル円90円×10万通貨)
  • 約定金額カバー率:0%

合計有効保有額が0円になれば約定金額カバー率も0%になるので、
強制ロスカットです。

 

トレーディングチケットがあればその分強制ロスカットのリスクは減少 

約定金額カバー率の計算は合計有効保有額を使って計算するので、
初期入金100万円、トレーディングチケット100万円となると、
合計有効保有額は200万円です。

この場合、上記と同じ状況になった場合(ドル円90円)

  • 有効保有額:0万円(100万円の含み損
  • 合計有効保有額:100万円
  • 約定金額:900万円(ドル円90円×10万通貨)
  • 約定金額カバー率:11.11%

※この場合有効保有額はマイナス表示なることがありますが、ロスカットはされません(トレーディングチケット分だけ安全)。 

 

トレーディングチケットがあるほうが、思い切った取引を行うときは安全です。
(そもそもハイレバレッジであればリスク高いわけですが・・・)

初回入金時には入金時と同額のトレーディングチケットがもらえます(2020年5月時点)。

また、その後も定期的に入金額の10%のトレーディグチケットをもらえるキャンペーンがあります。

 

両建てによって約定金額は減る

約定金額は正味のポジション数で計算するので、
上記の例で売りポジションを3万通貨新たに持てば、正味の買いポジションは7万通貨となります。

ドル円が90円になり、3万通貨の売りポジションを持った場合

  • 有効保有額:0万円(100万円の含み損
  • 合計有効保有額:100万円
  • 約定金額:630万円(ドル円90円×(10-3)万通貨)
  • 約定金額カバー率:15.87%

※厳密にはスプレッドの分だけ損失があります

※さらにいうと、約定金額を計算するドル円90円は、売値と買値の中央値(仲直)を使って計算しているようです。

 

実際には上記のとおり、合計有効保有額が0円になれば問答無用で約定金カバー率は0%なので、

約定金額を下げてもあまり意味はないです(リスクを下げる意味ではよいですが)。

 

ただし、iFOREXでは合計有効保有額がパッとみれないので、
直感的には約定金カバー率を見るのが早いと思います。

 

ちなみにiFOREXではゼロカットが採用されており、
含み損が100万円を超えることはなく、最初に入金した額以上の損失を受けることはありません。

(取引所によっては追加の証拠金を求められることもありますので、ハイレバレッジの取引では注意です)

 

利用証拠金率はロスカットと無関係(証拠金維持率という用語はない)

いくつかの取引所を使っていると、「証拠金維持率」をもとにロスカットの判定がされます。

そしてiFOREXのロスカットを解説しているウェブサイトでも証拠金維持率という用語が出てきます。

しかしiFOREXには証拠金維持率という用語はありません。

代わりに証拠金率というものがあるのですが、こちらはロスカットの判定に使われません。

 

「利用可能証拠金」=「合計有効保有額」ー「利用証拠金」
「合計有効保有額」=「有効保有額」+「トレーディングチケット」
「利用証拠金率」=「利用証拠金」÷「合計有効保有額」

で計算できます。

利用証拠金は、市場があいているときと閉じているときで変わります(閉じているときのほうが大きい)。

そのため、日曜は多くの市場が閉じているため、利用証拠金は大きくなります。

利用可能証拠金は、マイナスになることもありえます

しかしながら、ロスカットの計算とは無関係のため、マイナスになっても(当然)ロスカットされません

あくまでも、新規のポジションが建てられなくなるだけです。 

 

 

まとめ

iFOREXの場合、とにかく入金した額(もしくは勝ち負けしたあとの残りの額)に対して、
含み損が超えなければ強制ロスカットはされません。

されたとしても入金以上の損はありません(ゼロカット)。

ロスカットについての解説ではありますが、こうならないよう資金管理は気を付けましょう(自戒をこめて・・)